【症例紹介】犬の肥満細胞腫

2018/10/16
肥満細胞腫

本日の症例は犬の肥満細胞腫です。

肥満細胞腫は犬の皮膚腫瘍で最も発生の多い腫瘍といわれており、猫では2番目に多いといわれています。

 

このワンちゃんも前足にできものができあっという間に大きくなってしましました。

肥満細胞腫の治療の第一選択は外科手術です。

しかし肥満細胞腫は局所再発(一度腫瘍ができた場所にもう一度腫瘍ができること)が多いため、手術する際には腫瘍のまわりの正常組織も含めて切除したほうが良いとされています。

ただし画像のように足の先端にできてしまうと切除後に皮膚が足りなくなって傷口が縫合できなくなってしまいます。

病気のことだけを考えれば断脚がもっとも再発が少ない手術法ですが、飼い主さんの希望で腫瘍のみの切除を試みて、足りない皮膚は別の部分から皮弁を形成して縫合しました。(写真右)

肥満細胞腫は悪性度によってグレード分類がされ、グレードによって再発率や今後の治療方針のお話をします。

 

皮膚の腫瘍なので日々のスキンシップの中で発見することもあると思います。

皮膚のイボとして様子見をせずにできるだけ早く病院に行くことも大切です。