【症例紹介】犬の帝王切開

2019/07/02
帝王切開 犬

こんにちは。

ジメジメしたイヤな季節になりましたね。

このジメジメが耳や皮膚に悪影響を及ぼすので最近、当院では外耳炎や皮膚炎の患者さんが増えてきました。

 

ただ、今日のテーマはガラッと変わって「帝王切開」です。

犬というと安産祈願は戌の日に行ったりと安産の象徴と思われている方も多いと思います。

しかしチワワやフレンチブルドックなどの短頭腫やものすごく小さいトイプードルなどは難産になるケースが多いです。

 

今回の症例の子はフレンチブルドッグでした。

オーナーさんも待望の妊娠だったので、何とか正常分娩で産まれてほしかったのですが、陣痛がきてからしばらくしても出産が始まらなかったので、帝王切開になりました。

お母さん犬には負担となりますが、全身麻酔下で子宮を切開して子犬を取り出します。また麻酔から醒めた後、授乳などの邪魔にならないよう、なるべく切開線は短く、抜糸の必要のない皮下縫合で閉腹しました。

帝王切開の場合、子犬本人が産まれたことに気づかず、呼吸をし始めないことも多いめ、気道の中の羊水を取り除き、タオルなどで体を刺激してやり、呼吸を促します。

今回は6頭の子犬がいたので看護師も大変でしたが、みんな無事に取り上げることができました。

お母さん犬も麻酔から醒めた直後から母性を発揮して、子犬のお世話をしていました。

ここらへんは動物の強さに毎度感心させられます。

その後もすくすくと順調に育っているらしいです。

 

生命の誕生の瞬間は何回経験しても感動させられますし、動物たちのために日々精進していこうという気持ちになりますね。