狂犬病などのウイルス性感染症、フィラリアやノミ・マダニなどの寄生虫の予防についてご紹介します。
生活環境によって予防する病気の数や予防期間などが異なります。
ノブどうぶつ病院では、それぞれの生活環境を伺ったうえで予防内容を提案いたします。
●狂犬病ワクチン…発症後は致死率がほぼ100%のウイルス性感染症です。年一回の予防接種が法律で義務化されているため必ず受けてください。
●混合ワクチン…数種類の感染症を予防します。生活環境によって予防する病気の数が異なりますのでご相談ください。接種は年一回です。
●フィラリア予防…蚊から感染する寄生虫です。月一回の投薬で予防でき、当院では4月下旬から11月下旬までの全8回をすすめております。
●ノミ・マダニ予防…散歩する場合は予防すべきです。月一回の投薬で予防できます。草むらなどに入る場合は3月頃からの予防がおすすめです。
●混合ワクチン…数種類の感染症を予防します。室内ネコでは3種、外出するネコは5種のワクチンをおすすめします。接種は年一回です。
●フィラリア予防…最近ではネコへの感染も確認されており、蚊から感染するので室内ネコでも感染する可能性があります。月一回のスポット剤が主流です。
●ノミ・マダニ予防…外出するネコは必ず予防すべきです。月一回の投薬で予防できます。
動物たちは言葉を話さない分、病気の発見が遅れがちです。
また症状が明らかになったときは、病気がかなり進行している場合も少なくありません。
すべての病気は早期発見・早期治療が大切なので、定期的な健康診断を受けるようにしましょう。
動物はヒトに比べ寿命が短いため、同じ1年でも老化のスピードがまったく異なります。
そのため、一般的に年1回程度の健康診断が推奨されますが、シニア期以降は3か月~半年に一度のペースで行うことが望ましいです。
※シニア期…7歳以降(ネコ、・小・中型犬)
大型犬・超大型犬はさらに老化が早いため、5歳以降はシニア期となります。
7歳未満の場合
一般身体検査+血液検査(血球計算+血液生化学19項目)
7歳以降の場合
●Aコース
一般身体検査+血液検査(血球計算+血液生化学19項目)
●Bコース
Aコース+尿検査+便検査
●Cコース
Bコース+画像検査(レントゲン検査、腹部エコー検査)
★追加項目
・甲状腺機能検査
・心臓エコー検査 など